【齋藤明由】私の請求書を買い取ってもらった話
請求QUICKが請求書を買取ってくれる!?
私の今年一番のお気に入りクラウドツール請求QUICKに、「請求書買取」機能その名も
「入金QUICK」というサービスがあるとの事で、新しモノ好きの私は早速試してみた。
「請求書買取」とは、いかにもあやしそうな響きである。
私のような弱小事業者の請求書に買い取る価値なんてあるのか。
そもそも請求書みたいな紙ペラ一枚を買取るなんてどんなからくりなのか??
闇金ウシジマくんで、あやしげな業者がニヤニヤしながら悪い儲け方している姿が浮かんでしまった。。。
ただし、何事も先入観で判断するのは良くないと思い、まずはサービスを申し込んでみた。
請求書買取機能「入金QUICK」を使ってみて
①サービス申込みと手数料率の決定
まずは「請求書買取」の申し込みを行うと、審査が行われる。
これは当社の信用情報の審査で、決算書、代表者身分証、登記簿等の一般的なデータをアップロードする。
データのアップロードは簡単で、画面に表示される通りに進めるだけで申請ができた。
アップロード後2営業日で無事に当社の審査が通ったようである。
その後、サービス開始のお知らせが届いた。
そこには登録が完了した(審査完了)旨と買取手数料率の記載があった。
買取手数料率は会社の信用及び財政状況に応じて変動する(0.5%~9.0%)が、買取申請受付日から支払期限が30日以内の場合、手数料率は0.5%~4.0%※(支払期日が30日以内の場合)となっており、とても手数料率が低い印象を受ける。
さらに手数料以外は一切かからないというからすごい。
さすがSBI!当社としては納得できる水準である。
※インタビュー当時の手数料率となります。
2023年12月1日より基本手数料の上限を「3.8%」(支払期日が30日以内の場合)へ引き下げています。
②取引先の審査
次に取引先(請求書の相手先)の審査に移る。
ここでは取引先の決算書等をアップする必要はなく、煩わしい作業は発生しなかった。
審査のために取引先から資料を取り寄せる必要はなく、当社が知っている情報だけで審査に進められるので非常にハードルが低いと感じた。
また、取引先に通知がいく事もないとの事なので安心である。
取引先の審査申請後、2営業日で「審査中」のステータスは「利用可」のステータスに変わった。
取引先審査も無事に通過したようだ。
③「請求書買取」申請
ここまで完了して、「請求書買取」申請を行った。
ステータスは「買取審査中」となった。
その翌日、ステータスは「入金待ち」に変わった。
ほぼ同時に振込明細書がメールで送られてきて、そこには請求書額から手数料が差し引かれた金額が翌日に振り込まれる旨の記載があった。
そして翌日、当社口座を確認すると入金が確認できた。
思ったよりスピーディーに入金(「請求書買取」完了)まで進んだ印象である。
感想
実際に「請求書買取」機能を使ってみると、最初の自社と取引先の審査関連が完了してしまえば(ここも難なくWebでスムーズに行えたが)、簡単かつスピーディーに自社の請求書を資金化でき、便利で使い勝手が良いサービスであると感じた。
例えば税金の支払いや突発的な設備投資・修理料金、急な仕入れなど、一時的に多額の資金が必要となった場合、銀行等から借入れる場合には、過去に融資の実績があったとしても通常は最短でも1か月程度要してしまうし、かといって消費者金融からは借りたくない。
ここで、請求QUICKであれば、申込みから1週間から10営業日で入金されるので、急な資金需要にはとても役に立つと感じた。
また、実際に使ってみて、当初抱いていたあやしいイメージは払拭されていた。
総合金融グループのSBIだからできるサービスであると納得ができた。
会計事務所としての視点で、「請求書買取」機能は、顧問先様の急な資金ニーズに応えてくれる便利な資金調達方法と考えることが出来る。
特に、一時的な資金需要がありそうな事業者、支払サイトが長めの事業者、商社の様に仕入れと販売のサイクルが多いほど利益になる事業者等にはとてもお勧めしたいサービスである。
今後、当社の顧問先様にも積極的にお勧めしたいサービスであると感じた。